4.KiKiK誕生
息子が残してくれたものをかたちに
いざ自分がブランドを作るときに、どこにコンセプトを置くか。
それは息子が残してくれたものをかたちにしたいという想い。
そうしてできたブランドが、
みんなに優しさだとか、愛だとか、赦しだとか、
そういった感情をインスパイアさせるものになってほしい。
誰かが来たら、幸せな気がする、うれしいと思われるような人になりたい。
同じように、見たら、手にしたら幸せな気がする、うれしいと思う。
そんな商品を作りたいと思いました。
化粧品を作った時、ある人から
「鏡台に置いてあるだけで、日焼けしない気がするのよ」
と言われたことがありました。
またサプリを作った時に、講師として呼ばれた大邸宅では、
欄間に、パッケージがずらっと並べられていました。
その方の言ですが、「これに囲まれていると、守られている気がする」と。
「これに囲まれていると、うちの子が賢くなっている気がする」
と言われる方もいました。
うちのブランドは、その名前を聞いただけで、
どんな人でも「元気になる気がする」「きれいになれる気がする」
というものになっていっています。
もちろん、色々な体験や実績がたくさん必要で、
そういった信頼の上で築かれるものですが。
シャネルのブランドの作り方はとても参考になりました。
彼女の目指したものは、男性に認められるためのもの。
持っている人が、自分は成功した女性である意識を持てるもの。
KiKiKが目指すのは、
人生において、成功した人が持てるもの。
(物欲だけでなく、精神的なものも)
見せびらかすものではなくて、誰かに認められるためのものでもなくて、
誰かを喜ばせるものになってほしい。
周りの人も喜ばせることができる、喜びまく人になれるブランドになってほしい。
息子が残してくれたものをかたちに。
そうしてKiKiKが生まれました。