生きることの丁か半(2/2)

 

 社会通念ではどう取られても、生命を輝かせるという観点に立った時はどうなのでしょうか? 道徳より以前に私たちは生き物なんですもの。

 元々の人間の脳の作動はイエスかノー、つまり丁か半かなのです。足し算するか引き算するか。

 でも大事なことに他力本願はなし! 自力で決めるのです。生き続けるか、幸せに輝きながら、または幸せになろうとしながら・・・・・・。

 人間の本能というものは、この幸せになるということで前進するようにできていると思うのです。

 一見、犠牲と思えることも、そのことで他を幸せにできたという大きな喜びがあれば別ですが、それ以外では、この先100%幸せになれないって決定を受けたり、自分が幸せを創れないと決定づけたりすると、自分へのごまかしはきかないから、生きる意欲が失われてしまいます。

 それでなくても治りにくい難しい病気にかかっていれば、もうこれはどんな良薬を使っても、不可能になってしまうのです。

 その反対に、回復不可能なはずの病気も、心が喜びと生きる意欲でリードされると! 時には奇跡と思われるようなこともみせてくれます。

 ただ、病気を治したいからその喜びをみつけようと意図してもだめなのです。どうも人の脳は無の境地の中で、その力を発揮するらしいのです。その力を発揮するひとつの方法として、まず条件をつけずに徹底的に人を愛してみることです。それが深呼吸❤です。