人のプロはムシしない


 人は視覚、触覚、味覚、聴覚、嗅覚の五感という感覚を持っています。

また直感(直観)と表現するしかない第六感(第六観)も、持っています。

 この第六感は人によって強さの個人差があるのですが、よく「虫の知らせ」などと、表現されますが、そんな感覚を言います。

 すべての事物はエネルギーでできているので、振動波があります。

 人の心や時空や、自然界などといったものです。

 その振動波を、人の身体に共生している菌類が感じて動くのが六感―――人の持つ五感プラス、虫(菌類)の持つ感なんじゃないでしょうか?

 それによって人の直感に振動が伝わるはずなので「第六感」と言いたくなります。(「感の虫」といってもいいと思いますが。)

 「悪玉菌が」が多く振動すると、「悪い胸騒ぎ」になり、「善玉菌」が多く振動すると「良い予感」になるのです。

 これを強く感じられる人は時々「超能力者」などと呼ばれてしまうことがありますが、「感の虫」が強いだけで人はみんな同じ能力を持っているのです。

 ただ、感の虫が動く時、静かに心を無にして精神を動かさないようにしないと、はっきり振動波をキャッチできないだけなのです。

 つまり、事物の出す振動波→感の虫がキャッチ・感の虫の振動波→を直に感じなければ、直感力が強くならないのです。

 あらゆる宗教が「無心」になるための修行をしてきたことも、このあたりがルーツだったのかもしれませんね。

 その直感の中に初対面の人に対して「虫が好く」とか「虫が好かない」というのがあるのでしょう?

 そんな振動波を感じたら、心を動かさず、考えず、無になって、それが本物の「虫の知らせ」なのかどうかを直に感じてみてください。美人だからとか、ハンサムだからとか、身なりがいいとか、そんな風に心を動かして「虫が好く」→「一目ぼれだ」などと、感の虫の動きを直に感じようとしている時、自分自身の心をはさんでしまってはいけません。一時の間違い、感違いが、長い後悔にならないよう、第六感、直感で「虫が好く」相手を見極めなければならないのです。

 本当に「感の虫が好く」相手に出会ったならば、その相手の中にも同じような「感の虫」が住んでいるはずですから、男性であれ、女性であれ、決して片思いにはならないはずです。

 そんな「感の虫」の振動波を良く聞く、感じる訓練も、人のプロになる近道かもしれません。

 「ムシ」しないで頑張ってみましょうね。