2 他を思う愛の力(2/2)

 ユウユウは自由に動き回れて何でも好きなことができるのだから、心配ないし、可愛そうじゃないのよ、と言い聞かせても

「カァ~ア~イィ~イィ~ユ~ゥユ~ゥ ガァ~オォニィ~~チャアンノォカァ~アリィ~ニィ~~ベェ~~ンキョ~ォオバッカァ~~スンノォ~~カァ~ィソォ~~(可愛いユウユウがお兄ちゃんの代わりに勉強ばっかりしなくてはいけないのがかわいそうだ)」と、泣きました。

 次男が道太郎を抱いてお風呂に入った時も嬉しくて泣きました。

「ありがたい」を繰り返す兄に、弟はいつも喜ばされていました。

 自力で動くことの出来ない人が、夢や希望を持って生きている人をも喜ばせることができる! そしてその力でまた生かされている奇跡を私はずっと見ていて身体が不自由でも心が自由で愛を持つことができるとすれば、それはこの宇宙と同じことなんだと思うようになりました。

 無私で他者に愛を注ぐ息子に、私たちはどれほど癒され力づけられ励まされたことでしょう。