3 脳の勘違い、あーあ勘違い(1/2)
でもなぜ多重人格になってしまうのでしょう?
人間の記憶と認識は主に右脳と左脳がつかさどっているといいます。右脳で記憶し、その情報を左脳が翻訳して活用するのです。
ここの右脳と左脳との連携が何らかの支障をきたしてくると、記憶が自分のものやら他人のものやら、年代とか場面などがゴチャゴチャになり、入り交った情報を活用するから何人もの人間が存在するように見えるんじゃないでしょうか。そうだとすると、“脳の勘違い”とも考えられます。
“脳の勘違い”だったら、“脳足りんシンドローム”といとこ同士みたいなもの。しかも、こうした病気はとても発見されにくく、根本治療するにしても、犯罪でも犯して見つからない限り難しいのです。困ったことにこうした症例であるにも関わらず病院で治さずフラフラしたあげく、相談に駆け込む人が増えています。