8 がんばるニューロン(1/2)

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8 がんばるニューロン(1/2)

 

 ところが、私の無意識の行為で外されたことがきっかけで、生命維持器を使わずに、自力呼吸(何度も止まりそうになったけれど)するようになり、感情も記憶も知性も、うんと頼りないけれどちゃんと動いていました。それなのに普通に動作できないのはどうしてなんでしょう?

 人体のコントロールセンターである脳から出た指令は、脊髄せきずいの中枢神経と体の各部をつなぐ末梢神経に届くことによって動作するという行為になるわけですから、脳から出る指令が部分的に欠損した場合には、不完全でつながりにくく、虫食い状態で情報がいくことになります。

 たとえば、こんな文章があったとしましょう。

白い衣に包まれた赤ちゃんはピンクの色に輝く肌でニコニコしながらむっくりした手で雨傘を天にさしのべているようなしぐさをしていた。

 虫食い状態で情報がいくと、こんなふうになってしまいます。

白いに包まれた赤ちゃんはピンクの色に輝くでニコニコしながらむっくりした手で雨傘を天にさしのべているようなしぐさをしていた。

 

ねっ、意味がよくわからないでしょう? 道太郎の脳はきっとこの虫食いの文章のようになっていたんでしょうね。虫に食われたところは情報が生えてこないから、読めるところだけつないで、あとはその文章の前のストーリーのつながりと考え合わせて想像していくしかないのです。

 道太郎は生まれてから11年間は普通の子供として暮らしてきましたから、その間の記憶は脳内ファイルに入っているはずですが、そのデータも虫食いになってしまったのです。そんな脳内ファイルを総動員して、道太郎はがんばってきたのだと思っています。

 

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