3 体能力向上運動 シェイプアップ法教室から意学環境研究所へ
私は20代で道太郎と次男 ―――― 2人の男子を出産しました。
出産する度に体重が増加し、洋服サイズは9号から15号に、靴サイズは23~25.5㎝にもなって、体調もあまりいい状態ではありませんでした。
胃ケイレンと腸炎で苦しんでいたのもこの時期です。そこで10代の頃やっていたモダン・バレエやストレッチ等をもとに、効率よく身体能力を向上させる運動を考案しました。
長男が9歳、次男が4歳の頃です。そしてそのシェイプアップ法で28㎏減量に成功したことで周囲の人たちに評判になり、乞われるままに教室をスタートさせました。
それがあっという間に13か所に増え、身体の能力向上相談から企業・人生の相談にまで進展していきました。
個々が持つ身体能力に注目してシェイプアップしていく過程は、そのまま生活全般のシェイプアップ方法と繫がっていたからだと思いますが、人から人へと口コミで広がり続け、気がつくと一流企業のトップから政治家、芸能界に至るまで多方面の人たちが利用するよろず相談所のようになっていきました。
そんな中、道太郎が倒れるというアクシデントに見舞われました。ところが、介護していく上でこの体能力向上シェイプアップ法は、とても役に立ってくれました。そして、そのことでまた新たに多くの難病の方々への相談ボランティアを始めたのは自然の成り行きでした。
教室運営で得た利益はそっくりそのまま、そうした人たちに使っていくという生活の中で、ボランティアが集まってスタッフを務めてくださったりして業務内容は広がっていきました。
ミーティングや勉強会が開かれるようになり、いじめをなくすためにどうすべきか等、私の想いを伝える場ができてきました。
EQ向上運動は、その中ではっきり目的を持って誕生した初めての活動です。そして、その活動をサポートするための受け皿として教室は㈱意学環境研究所となりました。
「意学」とは心を伝える学問ということで、環境とは人そのものが環境であり、創るもとになるという意味からの名前です。