1.製品開発のきっかけ③
化粧品開発
息子を助けるため、寝る間も惜しんで製品の研究・開発を行い
なんとか意識を取り戻してから数年が経った頃、
息子が私のことをわからない日がありました。
息子の脳は、10歳11か月でストップしたまま、
記憶を留めておくことができない状態でしたから。
彼の記憶の中の母は、まだ若いころのままの私だったのでしょう。
年齢を重ねた母親を認識できなくなっていたのです。
寝る間を惜しんでの勉強と仕事と介護(親とW介護中だった)で、
自分自身のことは二の次になっていました。
さぁ、大変です。
息子にお母さんじゃないと思われないため、母親とわかってもらうため、
今度は自分自身をケアするための研究・開発を始めました。
肌理論を基に、美肌設計をスタートしました。
女性の肌を若々しく保つには、化粧品はもとよりサプリメントも必要です。
自分自身の肌で、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、
そうしてたどり着いたのが現在のKiKiKシリーズの前身である各商品たちです。
実践し、彼の記憶の中の顔にまで戻った母親の顔を、
最後まで息子は喜んでくれました。
また周囲の人達の評判になりました。
そこで、あらゆる年齢層の女性たち、難病や障害を抱える女性たちが
どのような人を前にしても、どのような場所にいようとも、
誇りを持って輝く肌で上を向いて人生を歩むことができることを願って、
KiKiKコスメティクスを発表しました。
「何歳になっても肌は美しくなり、お肌はみんな同じとし」
「美しさばかりではなく、健康と未来の安心をお届けする」
今も変わらない、製品開発における大切なコンセプトです。