今、死んでしまいたいあなたへ 死様がない私からのメッセージ(1/3)
今、あなたが、とっても、辛くって、苦しくって生きていてもいいのかなと、悩んでいるのなら、ちょっと聞いてください。
何をしても良くならない状態にいる時、身体が思うように動かない時、やればやる程美味くいかない時、
「あーあ、きっともうダメだ」
「次も、きっとだめだ」
「いつになったら良い方に行けるのだろう」
「いろいろやってみて、もう、方法ないもん」
「いっそのこと、ひとおもいに、死んでしまいたい」
―――そう考えたって不思議じゃない。
なんたって、私は、息子を殺そうとしたり、自分も毒を飲んでみたり、借金をひっかぶったりと、失敗のエキスパートだったのだもの。よく分かるのです。
だって、ずっと元気ですくすく育っていくはずの息子が、身体が弱かった上に、いじめが原因で脳内出血を起こして、植物状態になって22年間も、寝たきり!
しかも、母親の私の責任で!
償いをするにも、何も手立てが無くて、毎日オムツを替え、ヨダレをふき、折れ曲がった骨だらけの身体をなでている時、無念の涙がつい出てしまうのです。
その世話の真っ只中の時に介護していた両親は、92歳と94歳で亡くなり、32年間、自分が信じた人は、全然、そんな人じゃなかったのだと気がついてしまったり、人の借金を支払っていたりと、踏んだり蹴ったりでした。
おまけに、実家の両親まで、年老いてきて、介護が必要になってきてしまって・・・。
何で私が! 何で私ばっかり!? と考えたって無理ないと思いませんか?
息子を殺して、私も毒を飲んだって仕方がないと感じません?
仕様がない! 仕様がない! 仕様! が! ないっ!
すべてから逃げ出したくなって、生まれて初めてひとりでホテルをとり、2年間勉強してきた毒薬学の中から、苦しまないで逝ける種類を注意深く、致死量を飲んだのです。
こうするより仕様がなかったのですと、遺書を書いて。
ところが、どういう訳か、4時間ほど眠った後、お腹がすごく痛くって目が覚めてしまいました。寝たまま逝けるはずだったのに、何がいけなかったのだろう?でも、どうせ死ぬのだから、このままじっとしていよう・・・。
あーっ、ダメッ! もれちゃう! もし、このまま死んで、発見されたら・・・・・・!
汚ったないものにまみれて・・・・・・(後日知ったのは、大方の服毒自殺者は、ドラマのように、きれいではなく、糞尿にまみれているんだそうです)。
それに~、もう、がまんできな~いっ!
目がしっかり開かずにフラフラしながら、トイレに行ったのだけど、その後、切れ目なしに、上を下への大騒ぎ!身も世もないほど苦しかった!
以前、殺虫剤を飲んで、胃の洗浄をされて、死ぬより辛い思いをしていたから、勉強してこの方法をとったのに・・・・・・。もしかしたら、普段から養っていた共棲菌に救われたのかしら?