人のプロはバレンタインチョコを自分におくる


人のプロはバレンタインチョコを自分におくる

2月になると、がぜん街中が元気になるみたいです。

 日本で始まったバレンタインデーは好きな男性にチョコレートを贈る習慣、そんなに歴史はないのにすっかり定着しています。

 女の子たちは普段いえない想いをチョコにたくそうと、目の色を変えて真剣にチョコ探しに奔走、「義理チョコたくさん買うのって大変よね」となどと口々に言いながら楽しそうにチョコ探しをしています。

 「平和な日本人のお遊び」とか、無駄なことだと言われようと、一種のお祭りみたいで、幸せなひと時を感じられるのならいいと思います。

 でも何年か前、すごく落ち込んでいて、世間がバレンタインデー、バレンタインデーと賑やかなのがとっても辛く感じられたことがありました。

平静な顔して、チョコを配ったり、チョコを戴いたり(私はなぜかチョコを毎年戴いています!!?)することが、なぜか無意味に思えて、抜けられないワナにはまったようなイヤな感じだったのです。

 配ったり戴いたりがいけないのではなくて、普段のストレスがこういう周囲のお祭りムードの中に、噴き出してしまうのかもしれません。

 そんなある日、デパ地下で有名なホテルのチョコを見たのです。宝石のようにきれいなきれいなチョコ❤ ん?お値段は? えっ!! 3粒で2000円!!「ワァ~オッ! 買う人あるのかしら?」って思いました。それが、結構売れているんですね。世間って広い。

 気が付いたら、私もひとつ買っていました。こんなに頑張っているのだから・・・。チョコっとごほうびを自分にあげてもかまわないかな? などと言い訳しながら、散財してしまいました。

 トボトボと家に帰り、ハーブティーを入れ、ゆっくりチョコの箱を開けました。

 3粒2000円のチョコ!

 なんて! なんて! なんて! ぜいたくなんでしょう! なんて! なんて! なんて! きれいなんでしょう!

 今、この瞬間も、病気で苦しんでいる人や困っている人がどっさりいるのに・・・。

 ミッタロの容体も一寸先はヤミのままだし・・・雄二郎は寒い寒い北国で頑張っているのに・・・。思いめぐらすときりがなくって、いつまでたっても、最初の一粒がつまめません。

 何かとっても悪いことをしているような後ろめたさを感じてしまうのです。

 ええぃっ! 目をつぶって、ミルクチョコ色のハート型にピンクの小さなシュガーフラワーがデコレーションしてあるのを思い切って口に入れました。

 とたんにジワァ~っと、甘さとクリーミーなフェイシングが広がりました。

ああっ! なんて! なんて!美味しいんでしょう!「夢のように甘味な味わい。」

―――目の前にコピーが浮かんでくるようです。

 すると突然、不当な中傷を受けていることや、あまりなことがどっさり浮かんできて、チョコのおいしさ、甘さに誘発されたようん涙が出てきてしまったのです。

 2粒目、チョコレートをピンク色のチョコでコーティングした銀のツブツブつきのをお口にポイッ! と・・・。(ウーン、天は見てくれているはず。私は精一杯やったのだし、自分のためではなく、頑張ったのですからね♪あっ! 共棲菌も喜んでいるみたいです。そう、こんな贅沢、1年に1回位は許されるでしょう?)

 そう! そう! 毎年、バレンタインデーには自分にこっそり、ごほうびチョコをあげることにしましょう!

 そんなことを自分で密かに決めただけで、誰から認められたわけでもないのにすっかりお腹の虫はおとなしくなったみたいです。身体の疲れもどこかにふっとんでしまったようです。

 善玉菌を健やかに保つためにもオススメ! の方法です。

 今年からバレンタインデーのチョココーナーに、

 「人のプロフェッショナルをめざす人用チョコ」コーナーができたらいいなぁ、素敵だなぁなんて思います。

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